「世界を味わう」
ワインには「テロワール(Terroir)」という用語がございます。
フランス語で「土地」を意味する「Terre」から派生した言葉です。
ワインは、特に原料であるブドウを尊重し、
「どこで造られたか」ではなく「どこで育てられたブドウを使用したか」が重要なポイントとなります。
その為、ワインには厳重な原産地呼称制度(土地由来による差別化を目的とした制度)がございます。
「美味しい!」と思ったワインと出逢った時は、
その産地と品種を感じて下さい。
世界地図を思い浮かべながら…
フランス、イタリア、ドイツ、スペイン、ポルトガルなど、
ヨーロッパのなかでもワインの歴史が古い国々を総称して“旧世界(オールドワールド)”、それに対し、
アメリカ、チリ、アルゼンチン、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、日本など、
比較的ワインの歴史が新しい欧州外の参入国を総称して“新世界(ニューワールド)”とされ、ワイン生産国は世界各地にあります。
「想いを味わう」
米を主食とする日本で育った我々は、
遺伝子レベルで感じるのではないだろうか。
日本酒の、その香り、その味わい、そして料理との親しみやすさを…
ワインほど、産地や品種の多様性はなく、
ウイスキーほど、パンチのあるハードな香味もない。
しかし、日本で造られている国酒は、
ワインよりも、その産地は身近であり、ウイスキーよりも、繊細で我々の舌に馴染む味わい、そう思わないだろうか?
我々は、無数にある銘醸蔵のなか、
造り手の“想い”を出来るだけ理解し、それを伝える為、
地元姫路を中心とした限られた蔵元との特約を結んでおります。
一人でも多くの方に、ただ日本酒を愉しんでいただきたい、
その為に、我々は、蔵元との絆を大切にしております。
「時間を味わう」
琥珀色に円熟した液体には、
他の酒にはない魅惑的なオーラを感じます。
蒸溜された原酒を熟成させることによって完成するウイスキーは、
10年、20年、あるいはそれ以上の年月を経て、ようやく完成します。
ウイスキーと出逢い、飲む際には、
是非、その“時間”を感じながら、“熟成の妙”をお愉しみ下さい。